このブログはコラムに身辺雑記を加えたものです。政治・経済の問題については 別ブログで書いてます。(場所は秘密)

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Author:たかず

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内部告発???

<食肉偽装>ミート社従業員ら、労働組合を結成
北海道苫小牧市の食肉加工卸会社「ミートホープ」(田中稔社長)を巡る偽装牛ミンチ
事件で、同社から解雇通告を受けた従業員らが「一方的に解雇されるのは不当」として
27日付で労働組合を結成した。28日午前、同市役所で記者会見し、発表した。
すでに労組結成を伝える文書を田中社長あてに郵送。同社が全従業員を正式に解雇する
29日に団体交渉に応じるよう求めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070628-00000029-mai-bus_all

食品の偽装問題が相次ぐ中で この事件に関してもいろいろな角度から書くことが
出来ると思う。業者のモラルの問題、消費者の自覚の問題・・・・・

その中で私は「内部告発」の観点からちょっとだけ書いてみたい
企業の不祥事が発覚するのは、その企業の内部情報を知り得る者の通報によることが多い
不二家にしろ雪印にしろ日本ハムにろ三菱自動車にしろ・・・

いかなる組織において不祥事は隠蔽されがちであるため、それを明るみにするためには
内部者による情報提供が不可欠になる。
そこで、現在、内部告発者に対する解雇や減給その他不利益な取り扱いを無効とした
公益通報者保護法(06年4月1日施行)がある。しかし、それが不十分だとし、
アメリカにおける「内部告発者保護法」のようなものを求める主張もある。
(勤務先や行政機関への告発を優先させるという条件を設けているという問題があるんでね。
証拠隠滅の可能性等の条件を満たさなければ報道機関への告発などは保護の対象にならない)

ところで
公の組織であれば不正の告発により、組織の浄化、立て直しも期待できるのだが、
民間企業であればどうだろうか?
大企業といえども一つの不祥事で経営が大打撃を受けることもある。
まして、小さな企業であれば、即、その企業の倒産に繋がることになる。

なぜこのタイトルが「内部告発???」となっているのか。
今回の事件の発覚は「元役員」によるものらしいが、これは厳密に言えば「内部告発」
ではないと思うからだ。意地悪く言えば、もうその組織を離れた人間だからこそ、告発できた
とも考えられる。

企業の存続を前提として、告発者を保護する云々といっても実際には、その企業が倒産すれば
当然 告発者だけでなく社員全員が解雇されることになる。
これはその人に余程の正義感がなければ出来ないことである。
自分が生活の糧を失うわけだからね。

その意味で「内部告発者の保護」というのは、そんなに簡単な問題ではないんよね 優先的に再就職を斡旋するとかできないしね

ところで
従業員が労働組合を結成し、全員解雇の撤回と雇用の確保を求めているらしいが、
消費者からすると、知っていて不正を行ったならば 彼らは共犯なんだよね 
会社の不正行為に直接荷担したり、それを見て見ぬふりをしてきたわけだから 
生活のためとはいえ、同情の余地はない 
まあ 会社の存続ができるならば「解雇の撤回」も可能だろうが、
会社存続が無理となればそれは不可能だろうね
(あとは退職金等の条件闘争になると思うが、
いずれにせよ それは消費者側にはもう関係ない話だ)

今回の事件も見ると浅田農産事件を思い出す
04年2月、京都府丹波町の船井農場で鳥インフルエンザに感染した鶏がいたことが発覚。
感染報告の遅れは感染の隠蔽だとして、家畜伝染病予防法違反の容疑を受けた。
当時の浅田会長夫妻もメディアによる集中的なバッシングをうけ、
それが直接の原因であるかはともかく、責任をとる形で自殺した。

私には自殺せねばならないほどの大罪を犯したようには思えなかったんだけどね。
死者が出た事件でも何でもないわけだから。
前にもちょっと書いたと思うけど、私はマスコミの「含羞のない正義」は嫌いなのである。
自分たちの組織もその厳しい目で見つめればいろいろ問題を抱えていると思うんだがね。
テレビなんて特に裏金だらけじゃないのか?
2007/06/28 13:20|社会時評

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