このブログはコラムに身辺雑記を加えたものです。政治・経済の問題については 別ブログで書いてます。(場所は秘密)

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Author:たかず

なかのひと

土牢の謎

鎌倉宮
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後醍醐天皇の皇子大塔宮護良親王を祀る。
1869年 明治天皇が親王終焉の地である東光寺跡に創建。名前を鎌倉宮と名づけた。
(東光寺はいつ建立され、いつ廃寺となったかは詳細が不明。現在、ここに東光寺に
関するものもない)

『梅松論』によると

後醍醐天皇の建武政権において、足利尊氏と対立し、征夷大将軍職を解任された
護良親王は1334年6月7日

兵部卿親王(=護良親王)大将として将軍の御前に押し寄せらるべき風聞しける
程に、武将の御勢御所の四面を警固し奉り、余の軍勢は二條大路充満しける程に
事の躰大義に及ぶによつて、当日無為になりけれども、
将軍よりいきどほり申されければ、「全く叡慮にはあらず、護良親王の張行の
趣なり」し程に、・・・武者所に召し籠め奉りて、・・・・

護良親王が尊氏の屋敷を攻めようとして失敗。尊氏は後醍醐天皇に激しく抗議
したところ、天皇は「全く私が関知しないことで、護良親王が強行したことだ」
ってなことを言って、武者所に逮捕させて、その身柄は鎌倉へ送られた。
(鎌倉将軍府の足利直義に預けられた)

同じく『梅松論』によると

宮の御謀叛、真実は叡慮にてありしかども、御科(とが)を宮に譲り給ひしかば
鎌倉へ御下向とぞ聞えし。宮は二階堂の薬師堂の谷に御座有りけるが、
「武家(尊氏)よりも君(後醍醐)の恨めしくわたらせ給ふ」と御独言有りける
とぞ承る。

ということで
黒幕は後醍醐天皇自身だということになるんだけどね。

ところで、この鎌倉宮には護良親王が幽閉された場所だとする土牢がある。
親王がこの土手の穴に9か月間幽閉されていたという話。

『太平記』

二階堂の谷に土の籠を塗てぞ置進(おきまいら)せ・・

というところね。
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でも 
「土の籠」は「土の牢」ではなくて「土をもって塗籠(こめ)たる獄舎」
つまり、土蔵のような塗籠に入っていたのであって、さすがに こんな穴に
幽閉されていたわけではない。

幽閉中の護良親王に付き添い身の回りの世話をした南の御方という女性
(藤原保藤の娘?)がいるんやけど。親王の子供を産んでいる。楞厳丸
(りょうごんまる)という子で、この人が後に妙法寺を開いた日叡上人と
いわれる。普通 こんな洞穴で子作りしないでしょ。

1335年北条時行(高時の子)による中先代の乱の際、護良親王は足利直義の
部下(淵辺義博)により殺害された。

1873年、ここを訪れた明治天皇は境内の行在所で休みをとった。
その行在所の跡が現在の宝物殿・儀式殿。
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現在 「幕末の三舟」(山岡鉄舟・高橋泥舟・勝海舟)の書の他に
伊藤博文・東郷平八郎・乃木希典・山本五十六らの書も展示されている。

見事に近現代の人ばかり。中世ものがない。

まあそれにしても 見るものがないところやね。唯一「土牢」だけ。
その土牢も・・・・
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ここの宮司の話だと
この近所に平山郁夫が住んでいるらしい。(むろん その昔は川端康成も)
原節子も鎌倉に住んでいて、幼少の頃?姿を見たことがあるそうだ。
(そんな えらいまぁ昔のことをと思って調べたら 原節子って存命だった
んやね。ちょっとびっくりした
原節子1920年6月17日〜 森光子1920年5月 9日〜 森繁久彌1913年5月4日〜)

また
昔、松竹大船撮影所があった関係でこの近辺でも映画の撮影が行われていたそうだ。
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2008/11/08 00:00|関東紀行

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